担当:中司祉岐
今回紹介する「トーク上達」日報は、営業・接客業のトーク上達を目的としたものです。
まず実践していただきたいのが、自分の話し方の癖を直すことです。
そのため、日報のフォーマットに「話す時に注意すること」を細かく挙げ、
◉○△Xでセルフチェックする項目を作ります。
例えば、「えっと・・・・」、「あの~」など頻繁に使っていませんか?
声が小さすぎて、相手に何度も聞き返されていませんか?
語尾がはっきりしておらず、聞き取りにくくなっていないですか?
など、相手が聞く気にならなくなってしまうような言葉や声の出し方の癖をチェックします。
また、話す時の癖はその姿勢にも現れます。
顎を上げてしまう、猫背になってしまう、なども直すべき癖の一つであることを意識しましょう。
次に意識していただきたいのは、
「基本の営業トークができているか」と「自社の商品やサービスの魅力を伝えられているか」ということです。
自分が人に勧めたいもの、売りたいものをどのような論法でアピールするかを考え、
自分の話術のスタイルを確立させていくことが大切です。
お客様が知りたいのは、他の商品と比べてどうか、どこが優れていて、どこが劣っているのかという点です。
自社商品やサービスの特徴、メリット、デメリットをきちんと説明できた上で、
商品のサービスの魅力を的確に伝えることが求められます。
そのために大切なのは、相手の反応をしっかり確認すること。
営業トークの基本は、自分が3割、お客様が7割の比率で会話をすることです。
3:7のペースで話を進めていくことで、相手の反応を確認し、
相手が求めている情報を引き出し、そのニーズに合った提案ができるようになります。
これにより、お客様に買ってもらえる確率も高くなるでしょう。
トークは、実践を通じて日々磨いて身につけていく技術です。
そのため、トーク力が向上すれば、営業件数も自然と増加します。
トーク力の向上は、日報の「毎月の営業件数」で常に振り返ることができます。
トーク力を向上させるためには、「何」を「どのように言うか」を強く意識することで磨かれていくものです。
毎日の生活の中で、人の心に響く言葉について考え、実践を通じてトーク力を磨いていきましょう。