担当:中司祉岐
日報と同じく、私の毎朝の日課、30分のシャワーの時間。
このシャワーの時間は、自分自身を朝から仕事モードにするためにエネルギーを自分の中から引き出す時間です。
そして、もう一つ、
仕事で何かアイディアが閃くための時間でもあります。
アイディアとは、
クライアントとの面談でのコンサルティングや提案、
昨日までは思いつかなかったようなクライアントに提案する新しいサービス。
そして、自社の改善点や、これからやっていきたいこと、
そして、執筆の内容だったり・・・。
私は毎朝、この30分間に、シャワーを浴びながら、
「何かアイディア出ないかな」と、考えています。
実は以前、見たテレビ番組でも、
ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授は、
「IPS細胞の開発をするアイディアは、家でシャワーを浴びているときに、ぼーっとしていたら閃いた」
と語られていました。
また、芥川龍之介賞受賞の又吉直樹さんも
「芸人の先輩や後輩にどんなときにネタを思いつきますかと聞いてみると、散歩とお風呂のときに思いつくことが圧倒的に多かった」
と言われていました。
私もシャワーを浴びている時が一番閃くので、
毎朝日報に今日の予定を書き出して、
その後に、シャワーを浴びながら、
一日をシミュレーションしているのです。
これを行うと、毎回5個以上のアイディアが閃き、シャワーから出ると、忘れないように、一目散にメモをしています。
というのも、
人の脳は、ぼーっとしているときにこそ記憶の断片を自由自在につなぎ合わせ、
新しい発想を生み出していると考えられ、
それこそが斬新な 「ひらめき」を生み出す秘訣と言われています。
つまり、この「ぼーっとしている状態」は
「デフォルト・モード・ネットワーク」と言われ、
このぼーっとしている脳の機能が作用しているのです。
私の場合は、毎朝シャワーを浴びていますので朝に行っていますが、
前日の夜でもいいと思います。
例えば、翌日の予定を書き出し、
予定を頭の中に入れて、毎日、15分~30分お風呂に入る。
最初は、あまり閃かないかもしれませんが、
何度か繰り返すと、閃くようになります。私はどんどん閃くようになりました。
今日、コンサルティング面談に来られた社長は、
新しい事への挑戦が好きな社長。
ですが、彼には悩みがあったのです。
自社が伸びるヒントに気がつけば、情熱が一気に湧いて、
すぐに実践したくなって、他の予定を押しのけて、
実践されるのですが、
この情熱が長続きしないのです。
「実践したい!!!」
という情熱はなんと2日で冷めてしまうそうで、
何日か経つと手を付けるのすら辞めてしまい、
実現できないことが多かったのです。
しかし、最近、この社長は、月間スケジュールに、
実践する日時を記入しておいて、
とりあえず5分でも良いので手を付けると、
情熱が戻って実践できることに気がつき、
嬉しそうにこのことを語られていました。
先日は、違うクライアントさんが、
日報を書き続けていて、
最近、翌日の予定を前日の終わりに書くようにしたら、
翌日のスタートが、スムーズにできると喜ばれていました。
人それぞれ、
性格が違えば、日報の書き方も違います。
いつか、いろいろな人の日報の書き方、
こだわりなどを紹介した本を出版したいです。
また、自分に合った日報や、
自分に合った日報の書き方が分からない方は、ご連絡ください。
日報コンサルタントがご教授させて頂きます。
コンサルティング面談をしていてクライアントによく驚かれることがあります。
それは、「私が休憩を入れずに仕事をビッシリ入れていること」
例えば、2時間の打ち合わせや面談の時間では、トイレ休憩や、軽食を食べる時間を除いて、最高で6件連続して入れています。
次の予定の前に、空き時間を作って、何か仕事をしようと思っていても、集中力は上がらず、ダラダラ仕事をしてしまう・・・。もしくは、休憩で仕事をしない・・・。
そうなってしまうので、休憩は入れずに、
一気に面談や打ち合わせをして、
あえて休憩の時間を設定せず、
合間で適度な休憩を取ったり、
デスクワークをしたりしています。
今日、来られたクライアントにも、
「私の面談は、どうぞ休憩を取られてから始めてください」
と言われたのですが、
「休憩はなくて大丈夫です。さあ、始めましょう」
といってスタート。
ある程度の覚醒状態が続いているので、
打ち合わせや面談が終わるまでは、
疲れを感じないのですが、
1日の打ち合わせや面談終わった後は、
ドッと疲れを感じて、思考が働かなくなっているのが分かったり、
その場から、動けなくなったりすることもあります。
しかし、
「毎日、これ以上は働けない」と思えるぐらいにエネルギーを使っているので、
夜は1分もせずに、爆睡しています。
私の一日をシンプルに表現するなら、
ガッツリ働いて、ドッと疲れて、バタッと寝る。
つまり、私が大切にしているのは、生活のメリハリなのです。
このメリハリがしっかり出るように、
日報の予定欄、月間スケジュールで、
行動予定をしっかり管理しているのです。
私の月間スケジュールを見たら、
集中して面談をする日、デスクワークをする日、休む日。
これがハッキリ分かります。
日報の予定欄を見てもどこで休憩をするのか、
これがハッキリ分かるのです。
生産性の高さを維持するのに、
一番大切なのは、自分なりのルールを設定し、実践すること。
そのためには一日の過ごし方、
一ヶ月の過ごし方をしっかり計画する必要があるのです。
私の計画を立てる時のルールは、月の休みが5日か6日。
13連勤以上はしない。
仕事をする日は、力の限り仕事をする。
打合せや面談をする日は、休憩なしで4件~6件入れる。
セミナーは1日、3時間以内でしたら、2本。
2本セミナーを行う場合は、必ず30分の休憩もしくは仮眠を取る。
私にとって、このルールが今のところ、生産性が高い働き方です。
そしてこのルールを維持させるために大切なのが、
生活のメリハリです。
ぜひ、皆さんもどのような働き方が自分にとって一番生産性が高いのか、日報でチェックしてみてください。
そうすることで、自分なりのルールを見つけることができるでしょう。
そしてそのルールを実践するために
メリハリのある生活にトライしてみてください。
弊社のサービスは創業以来、
地方の中小企業を応援するというミッションを掲げ、
これまでは個人店を利用する率が圧倒的に多かったのですが、
最近では徐々に大手チェーンのお店を利用することが増えています。
さすがに、美容室やマッサージなどのサービス系の店舗は、
まだまだ個人店を利用することが多いですが、
地方にも、大手チェーンがどんどん進出しているので、
これは今後さらに増えていくことだと思っています。
実際に大手チェーンのクライアントのコンサルティングをしていても
働き方改革や、システム構築、IOT、電子決済など、
大手チェーンは、優秀な人材を多数抱えているので、
上手に適応できていることが感じられます。
しかし、一方で、
常に、ヒト・モノ・カネのリソース不足なのが個人店。
独自の良いサービスを提供していても、
価格が安くても、人材が確保できなければ経営はできませんし、
お客さんに知ってもらえなければ売上は立ちません。
だからこそ、個人店の経営者には頑張って頂きたいですし、
個人店を支援したいのです。
また、年々、個人店は姿を消し、
大手チェーンがひしめくようになっています。
しかし、これが広がれば広がるほど、地域の特色はなくなり、
「どこの地域に行っても一緒」といったことになりかねません。
私は、「多様性こそが文化」だと考えていますので、
気が付けば、同じ光景が広がり、
その土地の文化もなくなってしまう気がしてなりません。
日本の個人店ため、地域から多様性が失われないために、
これからもより一層気を引き締めて応援に日報の普及に邁進します。
コンサルタントの仕事は、様々な業界、業種、多岐に渡ります。
そして、事業内容もクライアントによって異なるため、
その依頼内容も様々。
そう、実は私たちが行っている仕事は、
二割近くの仕事が初めて行う仕事なのです。
行い方や構造、全体像が分からなくて、
時間がかかる時がありますが、なんとかこなしています。
他社の行い方を見て、成果が出る方法を探したり、
成果を出している他社に教えを乞うたりすることもあります。
このようにして、必死でスキルを身に付けています。
この、「やったことがないことをやってみる」ということが、
コンサルタントとしての一番の経験になりますし、
上手く行ったら自信になるのです。
そして、この「やったことがないことで、成果を出す」ことで、
さらなる成長につながります。
逆を言えば、知らないことを行わなくてもいい環境だと、
成長のチャンスを逃していると思います。
また、経営者からすると、あれも、これもできます。
と言ってくれるスタッフを重宝しますし、
辞めて欲しくないので、給料も多く支払います。
最近、出来ませんと簡単に言うスタッフや、
取引業者が多いと聞きます。
出来ませんと言うのは簡単ですが、
それは成長するチャンスを自ら閉ざしたり、
自分の仕事を減らしたりしているのに、
気がついているのか疑問です。
他の人ができる仕事は、自分でもできると信じて、常に挑戦していきたいですね。
これまで、コンサルタントとして沢山のクライアントを見てきて、
思うのが、
「ここはやらなくちゃって時に、実践できない人は、チャンスを掴めないことが多い」ということです。
そして、 このような人は次にチャンスが来た時も、
掴めなかったり、実践できなかったりします。
もっと言えば、一回、先延ばしや諦めただけでその後、
何も挑戦できなかったり、実践できない方もいらっしゃいます。
この実践できない理由の背景にあるのが、自信です。
商品への自信
会社への自信
そして、自分自身への自信。
自分自身への自信は、挑戦して成果を出すことで必ずつきます。
仕事は確かに才能や能力も必要ですが、
それと同じぐらい必要なのは、自信なのです。
自信は、実践して成果が出た時にはじめてつくもので、
本気で行って、成果が出なかった時には、
少し自信がなくなるかもしれませんが、
先延ばしや諦めた時の自信の下がり方と比べると、
先延ばしや諦めた時の方が、圧倒的に自信が下がります。
皆さんも挑戦したいことがあったら、果敢に挑戦してみてください。
自身は、挑戦の繰り返しで身についていくものです。
挑戦に勝つことで、さらに自信がつき、さらなる挑戦を続けていけるでしょう。
一般的に言われていることですが、
地方の経営者は、どれだけ頑張っても、
「月収30万円~40万円で伸び悩んでしまう」
という現実があります。
私が住んでいる山口県では、
東京で食べたら2万円~3万円ぐらいしそうな懐石料理が、
8千円~1万円で食べられます。
また、ステーキのコースも半額~3分の1で食べられます。
空港の駐車場は無料。
家賃も土地も安い。
なので、山口県で月収30万円~40万円あると、
割と良い生活ができるのです。
だから、そこで歩みが止まってしまう経営者が多いのです。
私のクライアントも会社が黒字になって、収入が安定的に取れ出すと、
「もう、これ以上、努力はしたくない」
「今の現状維持で十分」
といわれて辞めていかれる方も、たまにいらっしゃいます。
ですが、会社経営、いつ何があるか分かりません。
そのため、ある程度の貯金や、余力を持っておくために、
もう少し頑張ってもらいたいですし、
個人経営から脱却して、企業化してもらいたいのが本音だったりします。
そのような時に、
クライアントから「経営する理由」を改めて考えてもらったり、これから目指す「ビジョン」を語ってもらったり、
自社の社会貢献・地域貢献・業界貢献に繋がることを考えてもらったりするのですが、
なかなか、このような思いが持てない方や、
頑張るためのエネルギー源にならない方もいらっしゃいます。
そんなときに、私が話しているが、
その経営者と近い年代や近い業種の方で
成果を出されている経営者の年収や売上です。
他人や周りと自身の置かれた状況を比較する。
そうすることで、
悔しさや劣等感を感じ、負けたくない、
自分もそうなりたいたいとスイッチが入ることもあります。
つまり、ゴールを目指して、頑張ることも大切ですが、
悔しさがバネとなり頑張るためのモチベーションに繋がることもあります。
特に、苦手なことを克服する時や、
もうひと頑張りしなくてはいけない時、
今の成果で満足している時は、この悔しさをバネに頑張った方が頑張れるときもあります。
ちなみに、
ある営業系の会社では、その月に、
一番収入が良かった人の給料明細を皆さんで見ていたそうです。
一緒に働いている仲間と差があると、
その差を埋めようと競争心も出てきますからね。
悔しさをバネに頑張るエネルギーに変えることも必要ですね。
皆さんには、日々の忙しい生活の中で、
これを想像したら、「頭が回転する。目が覚める」というものはありますか?
私の場合、ちょっとここで書き出してみると、
お客さんの笑顔
スタッフの笑顔
家族の笑顔
会社の成長
自分の成長
憧れの人に会うこと
貴重な体験
美味しい食事など、
私の場合、どんなに疲れていても、
クライアントやスタッフの顔を想像したり、
クライアントやスタッフに会ったりすると、頭が回転します。
そして、何より疲れが一気に吹き飛び、元気スイッチが入ります。
どうやら、私にとってのトリガーは、
「お金よりも相手の笑顔」のようです。
このトリガーとなるものが見つかると、仕事のスタートダッシュがしっかり切れるようになります。
人によっては、家族の笑顔かもしれないですし、
お金やモノかもしれません。
皆さんにも必ず何かトリガーとなるものが一つは必ずあると思いますので、
特に疲れている朝に、皆さんもどれだったらテンションが上がるか書き出してみてください。
仕事への向き合い方が必ず変わります。