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●2024年6月のコラム

コラム

   担当:中司祉岐

 

#1 緊急度と重要度のマトリックスとは?

緊急度と重要度のマトリックスとは、

タスク整理のためのフレームワークです。

縦軸は緊急度を示し、横軸は重要度を示し、

右にいくほどタスクの重要度が高くなります。

右上から、すなわち緊急度も重要度も最も高いタスクから着手するのが、仕事のセオリー。

つまり、右上に位置するものが優先順位が一番で、

左下に下がっていくにつれ、優先順位が下がります。

それぞれのタスクについて、

このマトリックスのどこに位置するのかを考えてみると、

着手すべきタスクの優先順位を整理することができます。

タスクの優先順位をつけるのが苦手な人は、

日報にこのマトリックスを取り込んで、

マトリックスの分布を見ながら、優先順位をつけるようにすると良いでしょう。

#2 一番大切な「緊急」かつ「重要」なタスク。
   しかし、その次を考えることがさらに大切。

一番大切なのは、「緊急かつ重要なタスク」です。

しかし、このようなタスクは、そう多くはありません。

しかも、「何をおいてもやらなければいけないこと」は、

逼迫した状態で起こるので、その重要度に気づかない人はまずいないでしょう。

大切なのは、その次です。

「緊急だけど、重要度は低いこと」や

「重要だけど、緊急ではないこと」がいくつか錯綜しているときに、

どれを優先すべきかということです。

多くの人がそこで、緊急度の高いタスクを優先してしまいます。

「あまり重要ではないが、緊急なこと」や

「重要とは言えないが、緊急なこと」まで先に行い、

「緊急ではないが、重要なこと」を後回しにしてしまいやすいのです。

これは冷静に考えるとおかしいことです。

 

#3 あなたの仕事の生産性を本質的に変えていくのは、
  「緊急ではないが、重要なタスク」。

あなたの仕事の生産性を本質的に変えていくのは、

実は緊急ではないが、重要なタスク」です。

それをないがしろにしてはいけません。

まずはそこを優先的に取り組む必要があります。

「誰からも言われていないけれども、自分で行わなければいけないと思っていること」、

「今すぐ結果に結びつくわけではないけれど、先々のことを考えて行おうとしていること」、

「将来のプラスに繋がることは全て「緊急ではないが、重要なタスク」の中にあります。

とても忙しいはずなのに、

不思議と時間に余裕があるように見える人は、

常に大事なタスクから先に片付けでいます。

そして急ぎのタスクが重なるようであれば、上手に人に任せることを考えます。

なぜなら、自分にとって「緊急ではないけれど大事なこと」をどれだけできるか、

ということを常に考えています。

それが結果的に将来の成功に結びつくと分かっているからです。

頭の中だけで考えていると、つい「緊急」や「急ぎ」という言葉につられてしまいます。

だからこそ、このマトリックスでタスクを整理し、日報に書いて冷静に考えることが必要です。

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