担当:中司祉岐
気づきを生みやすくするために有効なのが 現状に「疑問を持つこと」です。
気づきを促すために、毎日、自分自身に「問いを投げかける」のです。
その際にキーワードになるのが、「なぜ?」と「もっと」です。
相手はなぜこう言ったのだろうか?
もっと喜んでもらうには、
どのようにすれば良いのだろうか?
もっとリピーターを獲得するため
には、どのようにしたら良いか?
などといったように、「なぜ」と「もっと」の問いを掘り進めていくと、必ず答えが見つかります。
問いの掘り下げの一つとして、お客様や上司の言動に着目することが効果的です。
例えば、お客様や上司は、「自分の行動に対して何を褒めてくれるのか?」という点に着目し、
相手は自分の行動のどのような点に喜んでくれて、
どのような点に不満を抱くのかといった、
他者の視点を取り入れることで、自分の疑問のフックに色々なことがひっかかってくるようにするのです。
普段、自分だけの閉じた回路で考えていると、
思考は自然と狭まってしまいます。
そのため、普段から外に開かれた感覚で、「これってどうなんだろう?」と考えることがポイントです。
自分への問いを重ねて、掘り下げていくことは、常にその背景にある理由や原因を考える習慣を身につけることにもなるでしょう。
「なぜそのようになるのか」
「なぜ人はこれを選ぶのか」
ということをいつも考える習慣がつけば、アイディアは次々とひらめくようになります。
そして、ひらめいたアイディアは必ずメモすることがポイントです。
アイディアとして出しておき、それを行うには、このような課題がある、
ということも箇条書きにしておきましょう。
考え続けていると、何日か何週間か経ってからふと打開策が思い浮かんだりします。
「アイディアぞくぞく日報」では、例えば右のような項目を設定し、すぐにメモして記録していきます。
ひらめきを文字に定着させ考え続けることで、より実践的なアイディアへと成長させることができるようになるでしょう。
そして、設問はマンネリ化しないためにも、日々意図的に変えていくことが必要です。
また、アイディアの創出のためには、知識や情報のインプットも心がけましょう。
読書をしたり、その領域に明るい人と積極的に会って刺激を受けたりすることも大切にしましょう。