担当:中司祉岐
私は、お客様との目標設定の相談をするときに、
「どうせなら、日本一を目指しましょうよ」とよく言います。
そうすると、大抵の方は、「えっー、そんなの絶対無理です…」と尻込みします。
小さな地方都市で細々とやっている自分の会社が、「日本一など狙える道理がない」と思っているからです。
そもそも、これまでそのようなことを考えてみたことなどもないわけです。
でも、考えたことがないことは、成就することができません。
金メダルを取りたいと考えたことがない人に、晴れ舞台で活躍するチャンスが訪れるでしょうか。
起業したいと考えたことのない人が、起業してビジネスで成功することができるでしょうか?
人は、「あれが欲しい」とか、「こうなりたい」というような叶えたい願望や欲求があり、どうしたらそれが可能になるのかを考え、そのために懸命に行動します。
だから、実現への道筋が見え、成功に近づきやすくなるのです。
つまり、あらゆる成功は、まずは願望を持つことから始まるのです。
そして、願望や欲求を強く望む気持ちが、現実を動かす原動力になるのでしょう。
私が「日本一を目指しましょう」と提案するのは、無意識のうちにその人が築いている「到底実現できない」という思い込みの壁を崩したいからです。
この壁を崩さない限りは、日本一になれるどころか、日本一を挑戦する前に自分で自分の可能性を閉じているのです。
願望を持って、戦略を立てて挑めば、誰にだって可能性は開かれると私は信じています。
今のようなネット時代は、どこに住んでいても全国のお客様を相手にビジネスを展開することができますし、
あなた自身の工夫と努力次第で、地方の零細企業であっても、大企業に勝つチャンスや、「日本一」の売上を達成することもできます。
そして、あなたが日々行なっていることは、現実には日本一を達成することへ繋がっているということを意識することが大切です。
なぜなら、どんな夢も今日の成果の延長上にあるからです。
これに気づくと、今のあなたが無意識のうちに築いてしまっている壁は崩れ、
アグレッシブに行動する気持ちが湧きたち、明日からの仕事へのやる気の火がつきやすくなるでしょう。