担当:中司祉岐
普段仕事をしていて、こうしたらもっと成果が出るんじゃないか?
こうしたらもっと早く終わるんじゃないか?
や、あれをしてみよう!これをしてみよう!
と思いつくと思います。
ですが、ほとんどのアイディアは実行されずに忘れて行くのではないでしょうか?
アイディアを閃いたとしても、
人はわずか20分で42%の事を忘れてしまうのですから、
すぐにメモを取らないといけません。(エビングハウスの忘却曲線より)
次に、そのアイディアは、すぐできるものかどうか?を判断しなくてはいけません。
すぐにできるものはすぐやりましょう。
そして、習慣化したいものであれば、
明日からの日報や手帳にやっているか、どうかのチェック欄を設けて、
日々チェックすれば必ず習慣化することができます。
しかし、すぐにできないものは、どのくらい時間がかかるものか?
どんな手順で行えばいいかを考えて、書き出してみてください。
その後、それが行えそうな日を決めてスケジュールに書き込む、
このアクションが必要です。
なぜなら、せっかく気づいたアイディアをやらないままでしたらもったいないですよね?
なので、私は日報と年間スケジュール、月間スケジュールを一緒にファイリングすることをオススメ
しています。
日報に日々の気づきを書いて、
日報に書いた気づきをいつ実践するかをすぐに、年間スケジュール、月間スケジュールに記入。
こうやって、ビジネスを上手く行かせるための打ち手の数が上がるから弊社のクライアントさんは成
果を出されるのです。
日々忙しい中で、やらなくてはいけないことが増えると、
何かをしている時に、他の事が気になって、処理能力が落ちてしまいますが、
私は毎朝、やらなくてはいけないことを書き出し、
次に優先順位を付けて、高い物から実践しています。
そして、その生産性を落とさないコツは、
シングルタスクで処理をすることにあると思います。
つまり、これは、
「一つのことを実践をしている時に、他のことを意識せずに集中して仕事をすること」です。
そして、一つのタスクが終わった時に日報の予定欄を確認して、
時間配分をどうするか、少し考えて次のタスクに移ります。
もちろん、次のタスクに移ったら、このタスクのことしか考えません。
そうやって、何とか処理能力を落とさないように気を付けています。
忙しいからといって、今やらなくてはいけないことを整理せずに、
思いつくまま、闇雲にやっていたら、
成果に繋がりにくくなりますし、他のやらなくてはいけないことが気になって、
生産性が落ちるどころか、今の仕事が手に付かなくなったりもします。
そして、、、、、忙しいときこそ、時間がないけど、やりたいことがたくさんある。
そんな時は、実践するタスクを限定しないといけません。
なので、
タスクリストをしっかりと作り、やるべきことの優先順位を付け、
タスクを選定して実践するのです。
実践するのが難しかったり、達成できる可能性が低かったりする事は後回しにして、
確実に実践できて、成果に繋がるものからやって行きます。
日報コンサルタントの仕事は、成果が出そうな打ち手を決断し、
スピーディーに実践してもらうこと。
しかし、多くのクライアントの中には、
決断が先延ばし、先延ばしになって気が付けば半年以上経っていた。
そんな方も多くいらっしゃいます。
そこで、、二週間過ぎても、行動に移せていないクライアントには、
コンサルティング面談で、
何をするのか、どうやってするのか、いつするのか、
予算はいくらかけるのか、いつ完了させるのか、どんな成果を見込むのか決断してもらいます。
その際に、まず、一緒に行うのが、選択肢のリストアップです。
例えば、、、、WEB制作業者を見つける場合は、
知合いの業者、私が知っている業者、インターネット検索で見つけた業者、
知合いが依頼している業者、など、どんどんリスト化します。
新規事業の選定では、これまでちょっとでもやってみようと思った事業のリストアップ。
他にどんな事業があるか検索して、見つかった事業をリストアップ。
選択肢でのリストアップでは、これまでの知識、インターネットの情報を使って、
とにかく多く出します。
そして次に、求める結果や成果を考え、リストアップした選択肢と比較して、
「どんな選定基準があるか」を探していきます。
例えば、、、、
WEB制作業者を見つける場合は、
金額、専門(LPかECサイトかSEOかポータルサイトか写真etc)、
これまでの実績、納期、提案力、デザイン力、テイストなど。
新規事業の選択では、
出る成果、投資(人、モノ、カネ、労力、時間)がどのくらい必要か、
成果が出やすいか、誰かに任せられるか(社員か協力業者)、ワクワクするか、次の展開など。
このように、決断するための判断基準を考えるのです。
また、決断した後に得たい結果を考えて、判断基準が足りているのかも確認します。
そして判断基準の優先順位を付けていきます。
この判断基準の優先順位ができたら、選択肢のリストと判断基準とを照らし合わせます。
ここで、
他のクライアントだったら、判断基準にどう優先順位を付けたのか、
私だったらどう考えるのかを話したり、
実践した結果、どうなるのかがイメージできていない方には、妄想力を駆使して、
どうやって実践してどうなるのか、妄想の話しをしてイメージを膨らましてもらいます。
なので、決断を迷ったときは、
1.選択肢のリストアップ
2.出したい結果の明確化
3.判断基準の明確化
4.判断基準の優先順位
5.決めて実践すると将来どうなるのか
6.実践したなかったらどうなるか
7.実践して失敗するとどうなるのか
書き出してみると、決断しやすくなると思います。
そうすることで、
悩む時間、悩むエネルギーを実践の時間、実践のエネルギーに使うことができるようになり、
成果が出そうな打ち手を決断し、スピーディーに実践することができるようになるのです。
先日、芸能事務所の元敏腕マネージャーに、
「売れる芸能人の共通点は何ですか?」と聞くと、
返って答えは、「本気で売れたいと思っている人」
「一番はこれです」とキッパリと語られました。
コンサルティングをしていて、売上を伸ばすビジネスマンの共通点もこれです。
本当に売上を伸ばしたいから必死で考えますし、必死で行動します。
なりふり構わず、苦手な事にもどんどん挑戦されます。
売ろうと必死な営業マンであれば、
一日、4件回っていたところを、5件回ろうとするでしょうし、
相手が欲しくなるトークはどんなトークか研究するでしょうし、
欲しいと思っている人がいたらすぐに営業に行くと思います。
また、営業が上手い人がいたら真似をしようとします。
販促でも、同じように、必死に売りたいと思っている人でしたら、
売れている商品の売り方を徹底的に勉強して、自社に取り入れようとされますし、
いいコピーライティングがあれば、
それを真似したり、売れている情報には、敏感になると思います。
こう考えると、ノウハウも大切なのですが、
自社の商品やサービスを「買ってもらいたい」と本気で思うこともとても大切なのです。
人間はどうしても飽きてしまいます。
ずっと同じものを売っていると、その商品の良さや他社との違いが見えなくなったりします。
それと比例して、売る情熱も冷めたりするのです。
なので、コンサルティングでは、自分たちの商品・サービス、会社の良さをもう一度探して、
「この商品・サービスを広めたい」という思いを、改めて強めてもらっています。
他にも、この商品・サービスが広がれば、
世の中がどう変わるか、どんな影響があるのか考えてもらったり、
さらに、この商品・サービスが売れることで、
自分の収入がどう変わって、どんな生活が送れるのかを考えてもらったり、
将来設計をして、仕事以外のドリームを持ってもらいます。
つまり、売れる人になるには、売れるノウハウも大切ですが、
「売る動機」が必要なのです。
今、扱っている商品・サービスをどうしても売りたい方は、
一見遠回りのように感じますが、商品・サービスの良さ、必要性などもう一回見直して、
さらには、
これを売ることで自分の人生をどう変えたいのかを考える時間を作ってみてください。