担当:中司祉岐
私も苦手仕事、後回しにしたい仕事がたくさんあります。
企画書の作成や経理など、
書類系や事務系の仕事は本当に苦手です。
私の場合、苦手な仕事をやる前にネットサーフィンなんかしてしまうと、
気付けば30分経ってたり、60分経ってたり!
なんて事も多々ありました。
それと、嫌だな~って思ってやってしまうと、
ダラダラと3倍ぐらいの時間がかかっていた…。
そんな時に、私がしているのは…
・5分間だけ、まずやってみよう!
・何分でやろう!と、決める。
・仕事の流れを書き出す。
(ゴールまでの手順を明確にする)
・明るい音楽をかける。
・顔を洗う。
・会社のビジョンをイメージする。
・お客さまの笑顔をイメージする。
と、様々なコツは沢山ありますが、
苦手な事、本当に嫌いな事をするとき一番効果がある“ある方法”があります。
正直に告白します。
それは…物欲です。
この物欲があったから乗り切れたことがたくさんあります。
辛い時に、いつも画面の上に置いてある、
自分の欲しい車のミニチュアを見て、
この為に頑張るんだ!
と、何度念じた事か…。
また、パソコンに入れてある欲しいものの写真を何度、一枚一枚めくった事か…。
この写真全部見ると、大体5分かかります。
5分間も見れば、頑張る力が湧いてきます。
乗り越える力が湧いてきます。
私の場合は、これでしたが、皆さんも是非、
本当に苦手な事を乗り越えられるトリガーを作ってみてください。
人によっては、
家族との食事だったり
家族や友人との旅行だったりマイホームだったり
それぞれあると思います。
これを、5分見たらもう一度集中できる。
頑張れるもの、見つけてください。
営業・販売を辞めてしまった人たちに、
辞めてしまった理由を聞くと「売れないから」が一番多いです。
ですが「買ってください」と言って、
すぐに買ってくれる人は、100人に1人いるかどうか。
そんな簡単に買ってくれることは、まずありません。
だから、営業トークを作って、練習して、実践して、修正を繰り返す。
これも1回やったからといっていきなり売れるわけでもありません。
これを毎日、何度もやり続ける必要があるのです。
そうすれば、ある瞬間から売れるようになります。
“売れるようになる”とは、買える財力がある人に、
プレゼンをして2分の1の人に買ってもらえること。
財力のある人とは、ローンで買える人も含みます。
営業・販売の仕事だと、営業トークを作り、練習をして、実践、修正を繰り返す。
これを、何度もおこなうと、
買える財力がある人の2分の1の人に買ってもらえる営業力が身に付きます。
毎日、5人~20人に営業・販売をして、
一人一人の営業・接客が終わるたびに何が上手く行って、
何が上手く行かないかを考えるのです。
そうすることで、欲しくさせる営業トーク、
断り文句を出さない営業トークができるようになります。
そして、アドリブで断り文句を切り返せる応酬話法を身につけることができれば、
売れる人に変わります。
ですが、そうなるのに早い人で半月、遅い人で半年~1年かかります。
だから、ほとんどの人が売れる前に辞めてしまう。
私も、「今日は売れなくても営業トークを改善すれば、明日から売れるかも」と、
期待を抱いて、売れる人になれるまで努力し続けてきました。
半月頑張れば、最低でも50人以上の人と話すことができます。
つまり、早く営業力を習得できる人でも50人以上にテストしているのです。
ですが、ほとんどの人は50人に営業・販売をする前に諦めたり、
一日、一人や二人しか声をかけられなかったりと、
経験が全く積めない人もいます。
これまで、いろいろな企業で営業・販売を指導した経験から言えるのは、
営業力とは、完全に量稽古です。
量をやるのですが、やったら、やりっぱなしではなく必ず、
その場で振り返りが必要です。
その振り返りで、徐々に力が付くのが営業・販売です。
是非、最初にトークを作ったら、
毎日、何件営業・接客したかチェックできる日報を作って、
30枚印刷して、自分の営業力をチェックして修正して、営業力を高めて行きましょう。
この営業力を身につければ一生、仕事では困らなくなります。
まずは、30日トライです。
クリアーしたいゲームで、クリアーできなければ、あなたはどうしますか。
先日、新人スタッフと世間話をしていて、
たまたま、分かったのが、営業に行った先でお客さんに、
「なぜ、転職をしたの」と聞かれて、
その後、「転職するって、前のお客さんへの責任はどうなの」と言われて、
新人スタッフは、自信がなくなったそうです。
ポロっと話してくれましたが、
もし世間話をしていなければ、
分からなかったとことだったと思います。
ちなみに私が、「転職するって、前のお客さんへの責任はどうなの」と言われたら、
すかさず、「もし、社長が今扱っているサービスより、お客さんが喜んでくれる、なおかつ安いサービスを見つけたら、今扱っているサービスを扱うのを辞めませんか」
「いいサービスがあるのに、劣ったサービスを扱い続けるのは、お客さんにとって誠実と言えますか」
と切り返します。
そうすれば、相手の価値観が変わり、
『転職をして正解だね』と営業をした相手に思ってもらえるはずです。
しかし、新人スタッフは、「転職するって、前のお客さんへの責任はどうなの」と言われて、
何も言い返せず、落ち込んでしまったみたいです。
これでは、W(ダブル)で悪影響です。
営業相手から、無責任な人とレッテルを貼られたままになりますし、
本人のモチベーションも下がったままになります。
こんな時にこそ、落ち込むのではなく、
感情を抜いて相手から言われたことを書き出し、
どう切り返したらいいかを考えないといけません。
また、どう切り返したらいいか、答えが出なければ、
できる人に聞いて、改善策を考えないといけません。
もし、これをやらなければ、次回同じことを言われた際に、
同じ結果になってしまうからです。
そして、これが続いてしまうと自尊心がなくなり、
仕事もできなくなってしまいます。
だから、一度の失敗を大切にして、必ず改善しないといけないのです。
クリアーしたいゲームで、クリアーできなければ、
必ず工夫して再度、トライするように、
仕事で上手く行かなかったときは、必ず改善してトライしてもらいたいものです。
この思いが新人スタッフに、少しは伝わってくれたかなと思います。
現在、講座のテキストのリニューアルをしています。
過去、何度も開催していた内容を最新のものへアップデートです。
修正内容をとりあえず、書き出すのですが、まとまらず。
机の上に、これまでのテキストを並べてみても、なぜか上手くくっつかず。
そんな時に、日頃の睡眠不足もたたり、眠気ばかり襲ってきます。
私の行動はもちろん。
この欲求に従います。
頭の中でどうしようか考えながら仮眠。
起きた時、寝入る瞬間の閃きがぼんやり残っていて、紙に書き出します。
なんと、その後もう一度、睡魔が…。
はい。二度目も欲求に従いました。
二度目も、内容を考えながら仮眠。
またまた、寝入る瞬間に閃きが。
そして、起きるとすぐに紙にメモをして、ようやく方向性が決まりました。
仮眠の時間が長く、仕事をしていたのか、
寝ていたのか、怪しいですが、
リニューアルの方向性はできました。
後は、このメモに沿って作り上げるだけ。
来週まとまった時間を作っているので、そこで実践します。
この発想法、たまにやります。
意図せず、眠気に勝てず、寝たら閃いた。
なんと、録画していた番組を見ていたら、
この発想法に名前があることを知りました。
その名は…『追想法(レミニセンス)』というみたいです。
追想法とは…人間の脳は睡眠中に記憶を整理します。
その際に新しい記憶を古い記憶と結びつけるということが自動的な行われ
新しいアイディア閃きが生まれるそうです。
エジソンやナポレオンも、仮眠によってアイディアを得ていたそうなのです。
今回、私が見た番組は、
BSプレミアム 偉人たちの健康診断「睡眠を操る英雄ナポレオン」で、
ナポレオンの発想の源泉にフォーカスされていましたが、
『追想法(レミニセンス)』を検索してみると、
いかに、仮眠することがいいかが出てきます。
まさか、仮眠して、発想する方法が存在していたとは・・。
アイディアが出てこない時、ぜひ、実践してみてください。
疲れも取れて、気分も爽快になるのでおススメです。
ですが、仮眠は25分以内にとどめておくことがポイントで、
特に、60分以上の仮眠は、脳が起きるのに時間がかかるそうなので、
逆効果になってしまうそうです。
アイディアが欲しい時、アイディアが出ない時は、25分の仮眠。
試してみる価値はありますよ。
成果をバリバリ出されている先輩経営者と食事をしていた際に、
「中司さんのやっているビジネスは、本当にいいサービスのはずなのに何でもっと伸びないの」
と聞かれてしまいました。
本当に痛いところを突かれました。
私も日報コンサルティングは、成果を出したいけど、
なかなか行動ができない。
行動を変えられない。
そんなビジネスマンには絶対に必要なサービスだと思っています。
ですが、爆発的な売り上げの伸びはしていません。
「スタッフの成長に依存するビジネスモデルなので、スタッフの指導には時間がかかるのです」
という言葉が頭をよぎったのですが、
これは言い訳だと思い、言葉を飲み込みました。
私自身の成長のため、会社の成長のために、
もっと成長を加速させるためには、何が必要なのか、
何がボトルネックになっているのかを考えました。
地方で経営をしているから、クライアント対象者が少ない。
地方だから、コンサルタントに対して、いいイメージがない。
地方だから、雇用できる人の母数が少ない。
これらも外的環境を言い訳にしているだけで、
弊社のサービスの展開スピードが遅い理由にはならない。
むしろ地方でやっているは、チャンスのはずなのに。
では、何が問題なのか。
指導体制の確立・強化ができていない。
スタッフをもっと巻き込めていない。
まだまだ利益が少ないので、利益を広告費や採用費に充てられていない。
あっ、これなら解決できる。
自分が原因なんだ。
と思えてきました。
しかし、これを私が改善することで本当に会社の成長は加速するのか。
当たり前の考えではなく、既成概念にとらわれない考えをしよう。
もっと早い道はないだろうか。
ここでようやく思考の飛躍が始まったのです。
こんな思考のおかげで、食事の味は全く感じることができず、
お酒を飲んでも全く酔えずに、
モヤモヤと時間が過ぎました。
実は、この話は2年前の話。
この質問を私にしてくれた経営者は、
日本にあったサービス・商品をアメリカに持って行き、
2年で、100億円の売上3年で、300億円の売上を作った方。
思考の幅の違いを見せつけられて、このショックがいまだに残っています。
このショックが残っているおかげで、思考の幅を広げようとしています。
ちょっとでも変化しようともがいています。
安心、安定が居心地いいように感じられるのですが、
私にとっての本当の喜びはそこには存在しません。
こう思いこむことによって挑戦ができています。
居心地がいい人生より興奮する人生。
定期的に、とんでもない経営者と交わること、絶対に大切です。
そこで、とんでもない成果を出す思考を盗む。
ただ話を聞いていては理解できず、自分の意見をぶつけてみて、
自分との思考の差、思考の違いを知る。
ここまでやってはじめて盗めます。
まだまだ、あの日の会話を全て消化できていないので、
この経営者とはお会いできませんが、
もっと成長して、会いに行き、次の思考を盗みたいと思います。